第五十号(1967年3月号)
巻頭言 「政治経済史学」の任務と史学界の現状打破について 政治経済史学会会長
民族史四詠 日吉一卿
〔古代中世政治経済史の諸問題〕
中世財政史研究の方法と課題(Ⅰ) 彦由一太
天平宝字七年を中心にみる地方行政と農民抵抗―惠美押勝政権崩壊への一因―
金子みどり
延暦年間に於ける神祇行政集中化の意義―律令制国家神祇行政確立への道― 熊谷保孝
九世紀に於ける日唐外交と藤原朝臣常嗣 谷下喬一
藤原良房政権と僧侶(した)―貞観寺真雅を中心に― 彦由栄子
十世紀に於ける初期封建制国家の軍事的・警察的権威と中世的新党の成立日吉一卿
後期摂関政治における高棟流平氏―長徳二年花山院射殺未遂事件を中心として― 黒田正子
十一世紀中葉に於ける寺院政所の遠隔地荘園支配と労働力編成―東大寺領越後国石井庄司兼算を事例として― 八幡義信
「院政」の政治主体に関する一考察(Ⅲ)―権大納言藤原邦綱卿研究序説― 吉場汎子
六条天皇の継母問題と同帝即位条件に関する若干の考察 河西佐知子
仁治三年正月政変について―後嵯峨天皇即位事情に関する一考察― 金澤正大
参事会だより
政治経済史学(一号~五十号)総目録
政治経済史学(一号~五十号)執筆者別論文索引