政治経済史学 総目録

第二〇〇号(1983年正月号)

創立二〇周年記念論叢
政治經濟史学の本源的任務 彦由一太
海軍首脳の終戦意見の対立―米内政光と井上成美― 野村實
日米交渉と枢軸同盟離脱問題 藤井博
戦時下フィリピンの愛国同志会(マカピリ) 太田弘毅
一九三〇年代における南沙諸島(新南群島)領有をめぐる日仏紛争 海野芳郎
九大教授時代の鹿子木員信に関する若干のメモ 宮本盛太郞
革命戦略としての外交思想 野村乙二朗
G・アシュッツとその時代―人と思想― 古賀敬太
五四運動期をめぐる中ソ関係 半澤純太
田中義一研究ノート(Ⅱ) 纐纈厚
日露戦後における北満洲・沿海州視察報告の特質―特に斎藤季治郎大佐の報告書をめぐって― 吉村道男
セオドア・ルーズヴェルトに関する若干の考察 田中勇
鄒容の『革命軍』と西洋近代思想―『民約論』と進化論とを中心に― 阿部賢一
若い日の西園寺公望 藤井貞文
万国公法と明治外交 安岡昭男
明治前期商権回復運動について(Ⅲ) 亀掛川博正
佐藤一斎の思想と教育(Ⅰ) 山縣明人
ルソーにおける自由と秩序(Ⅰ)―自然状態論を中心に― 山本周次
テューダー朝の村治安官 大野真弓
『太平記方域考・戦場考』について 安井久善
丹波国和智庄をめぐる一文書に於ける北条時房の権能 金澤正大
土御門通親と高倉家―後鳥羽院政成立に関する覚書― 赤羽洋輔
源頼朝建久元年上洛と甲斐源氏―甲斐源氏対策と駿遠参ルートについて―石井清文
平資盛事件覚書 伊野部重一郎
天安二年大政変と東大寺大仏修理 彦由三枝子
光仁朝における復叙位 中川収
祈年祭奉幣について 熊谷保孝
多胡碑の成立とその背景 神田耕二
『日本書紀』の佛教観 八重樫直比古
邪馬台国所在地の決定と魏志東夷伝との関係 牧健二